認知症になっても展

お知らせ

認知症なっても展 1日目(2/2)開催レポート

2/2(木)、幡ヶ谷区民会館 集会場にて「認知症なっても展」1日目が開催されました。風が強く寒さもきびしい中、多くの方にご来場いただき、様々なプログラムを展開しました。

■講演会

 医療法人社団礼恵会 むすび葉クリニック渋谷 副院長 荒川 千晶先生をお招きし講演会が14時から行われました。

 講演会前半では、高齢者の生活の特徴や要介護の原因などをご紹介いただき、高齢者が生活していくリアルを知ることができました。また、認知症とはどのような病気なのか、どのようなことが難しいと感じるのか、どのような心理状態で生活しているのかなど詳しくご説明していただきました。講演会後半では、高齢者治療における問題点や注意点、これからの治療のあり方などについてお話しいただきました。そして、講演会終盤では認知症の方と、その家族の双方の視点からの感じている想いを丁寧にご説明していただきました。

 認知症の方を支えるためには、今回お話しいただいたような認知症についての知識や接し方などについて「知る」ということが一番大事なのだなと感じました。認知症についての理解を深めることができる、とても密度の濃い時間になりました。

■津田塾大学パネル展示

 集会場後ろでは、前回の開催に引き続き認知症なっても展の学生事務局を担当した津田塾大学の学生が作成したパネルの展示を行いました。前回に作成した津田塾大学の認知症なっても展プロジェクトの内容や、オレンジカフェの紹介に加えて、SNSでの情報発信の様子や、認知症サポーター養成講座の様子などを新たに作成し、パネルでの展示を行いました!参加者の方からは『私も認知症サポーター養成講座に参加してみたい!』という前向きな声があがっていたり、パネルをじっくりとご覧になる方が多くいました。

 若者には少し遠いと感じられる「認知症」という問題に、積極的に津田塾大学の学生が関わってくれたことはすごく意義のあることだと感じています。今回のような学生の参加から、より多くの若者たちへとこのような活動が広がっていくと素敵だなと思います!

「認知症なっても展」は明日、明後日も引き続き幡ヶ谷区民会館 集会場にて開催されます。皆さまのお越しをお待ちしておりますので、ぜひご来場ください。

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これまでの認知症なっても展

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