認知症かも…と思っているあなたへ

認知症当事者 丹野智文さんからのメッセージ

認知症と診断されても次の日から変わらないです。1週間後、1ヶ月後も変わりません。徐々に症状が増えてきても諦めずに挑戦して工夫をしてみて下さい。

私も最初は不安と恐怖で泣いてばかりいましたが、今は諦めずに工夫して過ごしています。私もよく、失敗をしています。失敗をしても良いのです。失敗したら工夫をする工夫をするから成功体験が生まれて元気になるのです。

出来ないことだけ助けてもらい出来る事はやり続ける気持ちを忘れないで下さい。認知症と診断されると自信を失ってしまう人達が多いです。

今までと変わらずに生活していきましょう!

そして一歩踏み出して、早めに支援者や認知症の当事者と出会いの場に参加してみて下さいね。

丹野 智文
おれんじドア代表 丹野智文氏
おれんじドア-ご本人のためのもの忘れ総合相談窓口
https://miyagininntishou.jimdofree.com/

おれんじドア 代表 丹野智文

認知症専門医 松村 美由起先生からのメッセージ

認知症かもしれないと一番最初に気づくのは、おそらくあなた自身です。

残念ながら多くの人はその考えを打ち消し、否定する材料をいっぱい探し、先延ばしてしまいます。その結果、病気が進んで自分の意思で自分の事を決められるはずの大切な時期を逸し、人生を他人に委ねてしまうことになります。

もしかして?と思ったら早く向き合ってほしいと思います。

でも一人で悩まないでください。認知症になったあなたには、あなたの力になる人が沢山います。窓口の相談員や専門の医師です。いつでもご相談にお応えします。

どうぞ迷わずにお訪ね下さい。
一緒に考え、ともに歩んでゆきましょう。

松村 美由起
東京女子医科大学附属成人医学センター副所長 脳神経内科
東京都地域連携型認知症疾患医療センター長

東京女子医科大学附属成人医学センター副所長 脳神経内科 松村美由起
この記事をSNSでシェア
PAGE TOP