認知症は治らないから、医療機関に行っても仕方がないと考えていませんか? 認知症も他の病気と同じように、早期診断と早期対応が非常に大切です。
早く気づくことのメリット
①今後の生活の準備をすることができます
早期の診断を受け、症状が軽いうちに、ご本人やご家族 が認知症への理解を深め、病気と向き合い話し合うことで 、今後の生活の備えをすることができます。介護保険サービスを利用するなど生活環境を整えていけば、生活上の支障を減らすことも可能になります
②治る認知症や一時的な症状の場合があります
認知症を引き起こす病気には、早めに治療すれば改善が 可能なものもあります(正常圧水頭症、慢性硬膜下血腫、甲状腺機能低下症など)ので、早めに受診をして原因と なっている病気を突き止めることが大切です。
③進行を遅らせることが可能な場合があります
アルツハイマー型認知症は早い段階からの服薬等の治 療 や 、本人の気持ちに配慮した適切なケアにより、進行をゆるやかにすることが可能といわれています(下図参照)。
服薬による効果は個人差がありますが、以下のグラフのような効果が得られる場合もあります。
図:東京都パンフレット引用
自分でできる認知症チェックリスト
図:東京都パンフレット引用
20点以上の場合は、認知機能や社会生活に支障が出ている可能性があります。
かかりつけの医療機関や地域包括支援センターまたは、認知症疾患医療センターへご相談ください。
※このチェックリストの結果はあくまでもおおよその目安で医学的診断に代わるものではありません。 認知症の診断には医療機関での受診が必要です。
※身体機能が低下している場合は点数が高くなる可能性があります。